猫の年齢を人間の年齢に換算する方法などを早見表でご紹介

子猫

 

猫は人間よりも年をとるスピードが早いといわれています。

 

飼っている愛猫が人間でいうと何歳なのか、疑問に思う飼い主さんも多いのではないでしょうか?

 

今回は、猫の年齢を人間の年齢に換算した早見表をご紹介します。また、愛猫に健康に長生きしてもらうための秘訣なども併せてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

 

猫年齢を人間の年齢に換算する計算方法

猫は年をとるスピードが早く、猫の年齢は、生後1年で人間の約18歳の成人に相当し、その後は1年間で人間の4歳に相当するスピードで年を重ねていきます。
猫の年齢が2歳以上の場合は、以下の計算式で人間の年齢に換算することができます。
人間の年齢 = 24 + (猫の年齢 - 2) × 4

 

猫の年齢を人間の年齢に換算する際には、あくまでも目安として考えてください。
なぜなら、猫種や飼育環境によっても、年齢の進み方は異なるからです。

 

猫は何歳から大人?

猫は生後1年〜1年半を過ぎると、成猫=大人になります。
猫は人間よりも早く成長するため、生後1ヶ月ですでに人間の「1歳」、生後2ヶ月では「3歳」、生後3ヶ月で「5歳」に相当します。つまり、1ヶ月で2歳くらい年をとる計算です。生後6ヶ月で「10歳」、生後9ヶ月で「13歳」となります。1歳になると、身体もしっかりとできあがり、成長がストップすることが多いと言われています。

 

猫年齢早見表

 

可愛い子猫

 

計算方法を使えば、猫の年齢を人間の年齢に換算することができます。ですが、計算をしなくても、年齢早見表を活用すればすぐに愛猫の年齢を換算することができます。猫種や飼育環境などによる個体差はありますが、以下の年齢早見表を参考にして下さい。

 

猫の年齢 人間の年齢 成長段階
1ヶ月 1歳 子猫
2ヶ月 3歳 子猫
3ヶ月 5歳 子猫
6ヶ月 9歳 子猫
1年 18歳 成猫
2年 24歳 成猫
3年 28歳 成猫
4年 32歳 成猫
5年 36歳 成猫
6年 40歳 成猫
7年 44歳 中高年猫
8年 48歳 中高年猫
9年 52歳 中高年猫
10年 56歳 中高年猫
11年 60歳 高齢猫
12年 64歳 高齢猫
13年 68歳 高齢猫
14年 72歳 高齢猫
15年 76歳 高齢猫
16年 80歳 高齢猫
17年 84歳 超高齢猫
18年 88歳 超高齢猫
19年 92歳 超高齢猫
20年 96歳 超高齢猫
21年 100歳 超高齢猫

 

猫の年齢見分け方

 

眠い猫

 

猫の年を取るスピードは人間より早いのです。生後1か月ですでに人間の「1歳」に相当し、生後2か月では「3歳」、生後3か月で「5歳」に相当します。1か月で2歳くらい年をとる計算ですね。

 

そこから生後6か月でおよそ「10歳」、生後9か月で「13歳」に相当します。1歳の誕生日で、人間の成人年齢のおよそ「18歳」まで到達することになります。

 

子猫期間(0〜1歳)

0〜1歳は人間でいうなら赤ちゃんから高校生、成人くらいまでの、成長が著しい子猫期間です。

 

成猫期間(1歳〜6歳)

猫は猫種や個体差はあるものの、1歳〜1歳半で成猫になります。一般的な成猫の体重は約3〜5kgです。この時期は最も猫が活発に活動する期間になります。
食事も子猫用のフードから、成猫用に切り替えてあげましょう。愛猫が運動不足にならないように一緒に遊んでしてあげてください。

 

中高年猫期間(7歳〜10歳)

猫は7歳以降からは、少しずつ老化が始まる時期になります。猫によっては、運動量が突然減る個体もいます。肥満対策をしっかりと行ってください。食事も成猫用からシニアフードに変えてあげても良いでしょう。

 

高齢猫期間(11歳〜16歳)

猫の高齢期は、一般的に11歳から14歳頃とされています。この時期になると、体の機能が衰え始め、さまざまな老化のサインが現れます。病気にかかりやすくなってくるので、定期的に体調をチェックしてあげる必要があります。

 

超高齢猫期間(17歳〜21歳)

猫の超高齢期は、一般的に17歳以上とされています。この時期になると、高齢期よりもさらに体の機能が衰え、さまざまな老化のサインが現れます。

見た目の変化

被毛がさらに薄くなったり、白髪が増えたりする
被毛がさらにパサついて艶がなくなった
歯が抜けるようになった
お腹がさらにたるんできた
目ヤニがさらに増えた
口臭がさらに強くなった

体調の変化

元気がさらになくなった
食欲がさらに落ちた
体重がさらに減った
排尿や排便の回数がさらに減った
歩き方がさらにぎこちなくなった
関節の痛みがさらにひどくなった
耳がさらに聞こえにくくなった
目がさらに見えにくくなった
認知症の症状がさらに進行した

病気のリスク

超高齢期の猫は、高齢期よりもさらに病気にかかりやすくなります。特に、以下のような病気には注意が必要です。
慢性腎臓病
糖尿病
心臓病
肝臓病
関節疾患
腫瘍

飼い主ができるケア

超高齢期の猫の健康を維持するためには、高齢期と同様に、定期的な健康診断と、適切な食事や運動、環境づくりが大切です。
定期的な健康診断で、病気の早期発見と早期治療をさらに徹底しましょう。
高齢猫用の食事を与えましょう。高齢猫用の食事には、エネルギーや栄養素がさらにバランスよく配合されています。
運動を促しましょう。運動不足は、筋力低下や肥満、関節疾患の原因となります。
環境を整えましょう。階段や段差をさらになくしたり、トイレや食器をさらに使いやすい位置に置いたりしましょう。
また、超高齢猫は、高齢猫よりもさらに介護が必要となります。以下のようなケアも心がけましょう。
食事の準備や与え方
排泄の介助
爪切り
ブラッシング
愛猫が超高齢期を迎えたとき、飼い主ができることをさらに徹底して、健康で快適な生活を送れるようにサポートしましょう。
具体的なケアとしては、以下のような方法が挙げられます。

食事の準備や与え方

高齢猫用の食事を与えましょう。高齢猫用の食事には、エネルギーや栄養素がバランスよく配合されています。
食事の回数を増やしましょう。一度に食べられる量が減ってくるため、1日3〜4回に分けて与えましょう。
食事の温度を適切に保ちましょう。冷たい食事は食欲を減退させてしまうため、温かい食事を与えましょう。

排泄の介助

トイレの場所を覚えていられなくなることがあるため、トイレの場所をいつも同じにして、トイレの周りを清潔に保ちましょう。
排尿や排便の回数が減ってくることがあるため、トイレをこまめにチェックしましょう。

爪切り

自分で爪を切れなくなることがあるため、定期的に爪切りをしましょう。

ブラッシング

被毛が抜けにくくなるため、ブラッシングをして被毛を整えましょう。

また、超高齢猫は、高齢猫よりもさらにストレスを感じやすいため、以下のようなことにも注意しましょう。
・環境の変化をさせないようにしましょう。
・大きな音や明るい光などの刺激を与えないようにしましょう。
・家族や他のペットとのスキンシップを増やしましょう。
・愛猫が快適に過ごせるように、飼い主ができることをしっかりと行いましょう。

 

猫の平均寿命

 

猫の平均寿命は、近年は年々伸びており、2023年現在では15.45歳と言われています。そのため、猫の15歳は、人間の76歳に相当することになります。

 

なお、猫の年齢は、猫種によっても多少の違いがあります。一般的に、大型猫の方が小型猫よりも寿命が短いとされています。また、室内飼育の猫の方が、野良猫よりも寿命が長いとされています。

 

猫の年齢の変化

 

猫の年齢を判断する際には、見た目や行動にも注意が必要です。猫が7歳を過ぎた頃から、白髪やシワが増えたり、動きが緩慢になったりすることがあります。また、夜鳴きやトイレの失敗が増えたりすることもあります。これらの変化が見られたら、老化が始まっていることを示す可能性があります。

 

猫の健康を維持するためには、定期的な健康診断や予防接種を受けることが大切です。また、バランスの良い食事や適度な運動を心がけ、ストレスを溜めないようにすることも飼い主にとって重要です。

 

愛猫の健康管理

 

食事中の愛猫

 

愛猫の健康管理で大切なことは、大きく分けて以下の5つです。

 

1.毎日の健康チェック

猫は言葉で不調を伝えることができないため、飼い主が毎日の健康チェックを欠かさないことが大切です。具体的には、以下のような項目を確認しましょう。

 

食欲
排泄(回数、量、色、形状)
排尿(回数、量、色、におい)
体重
呼吸
目や耳の様子
皮膚や被毛の様子
行動やしぐさ
普段の健康な状態をよく把握しておくことで、異常を素早く発見することができます。

 

2.適切なフードの選択

猫は肉食動物ですので、タンパク質を多く含むフードを与えることが大切です。また、年齢や体調に合わせて、フードの種類や量を調整しましょう。

 

3.十分な運動

猫は運動不足になると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。1日15分程度の遊びや散歩などを取り入れて、適度な運動をさせましょう。

 

4.病気や事故の予防

猫はワクチン接種やノミ・ダニ・寄生虫の予防・駆除を行うことで、病気や事故を予防することができます。また、定期的な健康診断を受けることで、早期発見・早期治療につなげることができます。

 

5.ストレスの軽減

猫はストレスを感じると、食欲不振や脱毛、攻撃性など、さまざまな症状が現れることがあります。猫のストレスの原因を探り、適切な対策を講じましょう。

 

具体的には、以下のようなことに気をつけましょう。

十分な睡眠時間を確保する
狭い場所で過ごせるスペースを確保する
高いところから見下ろせる場所を用意する
猫の好みに合わせて、おもちゃやキャットタワーなどを用意する
愛猫の健康管理は、飼い主の愛情と責任が欠かせません。
日頃から猫の様子をよく観察し、適切なケアを行うことで、猫の健康を守り、長生きをサポートしましょう。

 

猫を長生きさせるための秘訣

 

愛猫とスキンシップ

 

猫の平均寿命は、15〜20年程度と言われています。しかし、飼い方によっては、さらに長生きさせることができます。

 

猫を長生きさせるための秘訣は、主に以下の8つです。

 

1.完全室内飼いを徹底する

野外には、交通事故や病気の原因となる危険がたくさんあります。猫を長生きさせるためには、完全室内飼いを徹底することが大切です。

 

2.食べるものに気を付ける

猫は肉食動物ですので、タンパク質を多く含むフードを与えることが大切です。また、年齢や体調に合わせて、フードの種類や量を調整しましょう。

 

3.清潔な環境を保つ

猫は清潔好きな動物です。トイレや食器、寝床などの衛生を保つことで、健康を維持することができます。

 

4.ストレスを溜めさせない

猫はストレスを感じると、食欲不振や脱毛、攻撃性など、さまざまな症状が現れることがあります。猫のストレスの原因を探り、適切な対策を講じましょう。

 

5.適度な運動をさせる

猫は運動不足になると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。1日15分程度の遊びや散歩などを取り入れて、適度な運動をさせましょう。

 

6.水分をしっかり取ってもらう

猫はもともと水をあまり飲まない動物です。水分不足になると、腎臓病などのリスクが高まります。水飲み場を複数設置したり、ウェットフードを併用したりして、水分をしっかり取ってもらうようにしましょう。

 

7.スキンシップをとる

猫はスキンシップが好きな動物です。毎日、撫でたり遊んだりすることで、ストレス解消や愛情表現につながります。

 

8.定期検診を受ける

病気の早期発見・早期治療のために、定期的な健康診断を受けましょう。

 

これらのポイントを押さえて、愛猫の健康管理をしっかり行いましょう。ぜひ参考にして下さい。

 

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